島田市は東海道の宿場町であり、歴史的史跡なども意外と多く点在している街です。
その中でも、最近の城ブームで話題となったスポットに、「諏訪原城跡」があります。
お城は残っていないのですが、その「跡」があり、現在はビジターセンターなども建設され、イベントも開催されています。
城郭や城跡が好きな静岡県出身の落語家、春風亭昇太さんがこちらをPRする応援大使として活躍してくださっています。
近くには、金谷宿から掛川の日坂宿に抜ける「石畳」街道もあり、こちらも風情があります。
とにかく、そんな石畳近くに今回紹介するお店があります。
スープカレー「琥珀」さんです。
以前は、藤枝市の蓮華寺池公園のほとりにあるASUHAで月に一度スープカレー屋さんとして出店していましたが、今回、こちらでお店を構えることになったそうです。
メニューは、以下の通り。
<スープカレー>
・チキン
・ポーク
・お野菜
・ライト(お子様向け)
・限定
辛さも選べます。1~5まで。店長のおすすめは4。しっかり辛いです。
トッピングもいろいろありますが、中でもおすすめは、「ばら海苔」ですね。
そのほか、ドリンクにはラッシーやチャイなどもあります。
静岡県民にはあまりなじみのない、スープカレー。北海道の印象が強いですよね。
スープのようにサラサラしたカレー。でもカレースープってわけではなく、カレーなのです。
どのように食べたらいいかも正直わからずにいたら、メニューの最後に食べ方も指南してくれていました。ありがたい!
私は、チキンをお願いしました。
味わいはというと、まずは香りで食欲がそそられます。
そして見た目も、大きめの野菜が盛られていて素敵。
一口スープを味わえば、口の中から鼻に抜けていくスパイスの香りが本当にすばらしく、
思わずスープだけをずっと味わっていたい感覚に陥るほど。
とはいえ、具材ももちろんおいしく、
チキンは骨付きなのですが、ほろっと肉がほぐれて、香ばしさもありとても美味!
こちらは手間がかかっており、蒸す⇒揚げる⇒焼く だったかな?おいしさを引き出すために幾つもの工程を経ています。
なので、やわらかいのに皮はパリッとしつつ、焦げた香ばしさもあるので、
香りと食感と味わいと、五感を楽しませてくれるチキンとなっていました。
野菜も食べ応えがあり、ご飯も平らげるころにはお腹は満腹に近いです!
そしてなにより、心が大満足になります!
店主さんは、スープカレーの魅力に憑りつかれ、さまざまな職を運命のままに進み、そして今回それらの経験が積み重なって、運にも恵まれて(引き寄せていますね)この場所で念願のスープカレーのお店をオープンさせました。
店主の佇まいや、今までの経緯などを楽しそうにお話してくださる様子から、
彼のスープカレーに対する姿勢だけでなく、食に対しての敬意ある接し方にとても感銘を受けました。
野菜や食事にこんなに真摯的な人であり、ひたむきに向き合える人は、
人に対しても、地球に対しても、必ず真摯に向き合う人だろうと確信しました。
お店の設え一つにしても、気を配り、居心地の良さを追求されている感じも受けました。
そういうお店には、やっぱり人が集まるものです。すっかり人気店となっています。
カレーはどの世代にも人気なメニューですが、こちらのスープカレーは20数種類ものスパイスを調合し、味わいにこだわりを持って作られています。
スパイスとはもともと薬膳であり、身体の調子を整えたり、デトックス効果もあると言われます。
ここのカレーが恋しいということは、きっと何かデトックスするべきものが身体にあるのかもしれません。もちろん、そういうものが無くても、忘れられない味わいに、何度も訪れたくなるのは確実です。
ぜひ皆さんも、一度は味わってみてください。
今のところの私の一番おすすめのカレーです。
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スープカレー琥珀
住所:島田市菊川1190
営業時間:11:00~14:00(L.O.13:30)
定休日:月火金曜(2024年5月~)
※ご予約不可ですので、直接お店へお越しください。
Instagram:@kohaku.spice
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